清塚信也 OFFICIAL BLOG: 2007年03月

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2007.03.31

芸術の春

昔の人の感性は、本当にすごい。

大きな音も、早いものも、今に比べればそれなりにしかない。
おまけに、いつも「いつどこで命を落とすかもしれない」という緊張感が付きまとう。

そんな生活をしていたから、きっと五感が鋭かったのですね。
それにしても、表現力の差を強く感じます。

ダンテの「神曲」を読んでいますが、地獄の門に書かれたその言葉が、芸術家としての魂に再び光を与えてくれました。

「この門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ」

こんなにシンプルで、かつ、地獄のおどろおどろしい恐怖感を表現できる言葉はないと思います。
ファウストの「時間よとまれ、君は美しい」以来の衝撃。
あぁ、本当に、芸術は素晴らしい。
美しいものに乾杯。

2007.03.30

クラシック

何千年も前から、人類と共に存在した「音楽」。

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシー、ラフマニノフ・・・

ずっとずっと大切に受け継がれてきた、人類の日記帳。

誰も破らず、汚さず、一文字一文字丁寧に、ここまで暖めてきたんだ。

その日記帳が、今は僕らの手に。

だから、ここで流れを止めてはいけない。

ちゃんと、次の世代に渡さなきゃ。

それが、僕の義務。

2007.03.29

みやざきからのおたより

今日、宮崎の西村楽器さまから、幻の「赤霧島」をお送りいただきました。
あまりの嬉しさに、飛び上がって喜んでしまいました。
これでお酒が強かったら尚いいのになぁ。

でも、嬉しかったのはお酒だけではありません。
こないだ宮崎に行ったときに、
僕のワガママで小学校訪問コンサートをやったのですが、
その小学校(乙房小学校といいます)の皆から、お手紙がきました~~^^/

また、あのキラキラした、明るい未来を背負った瞳に会いに行きたいな。
本当に、いい思い出です!
ありがとう、宮崎!ありがとう、西村楽器さん!ありがとう、乙房小のみんな!!

おかげで勇気を貰いました~~^^

2007.03.27

Hope

「希望」という感情は素晴らしい。

生きている限り、人間は必ず何かの不安につきまとわれる。
努力して生きていれば尚更不安は多くなるばかりだ。
でも、不安というものは、逆に返せば「希望」になるという事を忘れてはいけない。
「期待」といってもいいかもしれない。

次の本番が上手くいくかどうか、次の仕事を成功させれるかどうか、
CDは気に入ってもらえるだろうか、僕のピアノは人の心に感動をもたらせる事ができるのであろうか。

どんな事だって、不安に思えば不安になる。
どんな事だって、希望だと思えば希望になる。

どうせ生きてるんだ。
どっちかと言えば、希望を持って生きていたいと僕は思う。

「よく死ぬか、よく生きるか、・・・それだったら僕はよく生きる」

今日は、映画、「ショーシャンクの空に」のセリフが頭をよぎった。

2007.03.26

マラ5

今日は、大好きなマーラーの交響曲5番と共に目覚めました。

本当に、マーラーの音楽は「劇」を観ているような錯覚に陥ります。
物語のようだから、どうしても途中でやめられない。
7時に起きたって、マーラと共に目覚めると8時なっちゃうのが玉に瑕。(笑

聖響さんのマーラー聴きたいなぁ。

2007.03.24

ワガママな日記です。

春のそよ風が、美しいメロディのように、
雨粒の落ちるのが、鼓動に響くリズムのように、
サンサンと輝く太陽は、金管のファンファーレ!
輝くような吹雪は、ストリングスの合奏!
眩しい朝には、勢いのあるヴァイオリンソロが、
黄昏時には、オーボエの孤独な響きが、
冷たい夜には、フルートの繊細なメロディが、

・・・聴こえなくなった時は、どうしたらいいのですか。
移動って、本当に、大変。
心から湧き出て来る音楽の泉が、満員電車の中で枯れてしまいました。
明日起きた時、戻っているかな。
戻ってなかったら、池袋イベント、大変だな。。。

2007.03.23

ないとめあ

今日はこれから三重県まで行って来ます。

僕の持病(?)である悪夢。
定期的に見るんですよ。。。(TT)
今日もうなされました。
起きた時、肩で息してるくらい疲れている。
なんだろうなぁ。
スピリチュアルの江原さんに見てもらいたいです(笑

さぁ、気持ちを切り替えていかないと!!

世にも奇妙な僕のブログ

皆様今晩は。
冬場は静電気が怖くて、鉄系の物を触るのにかなり勇気を振り絞っている信也です。

先日、ふと家のテレビがついていたので観てみたら、「世にも奇妙な物語」をやっていました。
僕は、普段からそんなにテレビを真剣に観る方ではないのですが、昔から、この「世にも」だけには目がありません。(笑
世にもは、1時間に3話くらいを放送する、週1の番組でした。
それが今となっては2時間スペシャルだけに。
スペシャルでは大体5話くらいを放送します。

内容は、ちょっとコメディタッチな話や不思議な話、「こんな話本当にあったらいいな」というような感動する話から、とびっきり怖い話まで、盛りだくさん。
2時間で、ショートショートを読み終った気分にさせてくれます。
どうやら、今春もスペシャルが放送されるらしく、CMしていました。
楽しみだなー観れるといいなー。

と、いうことで、、、
「僕だったら誰を主役に使うかな~」
なんてお決まりな考えを起こして、今日はちょっとボーっとした気分を味わいました。笑

参考に書いときましょう(もう完全に個人的な日記ですね)笑。

第1話 松山ケンイチ 不思議な話
第2話 仲間由喜恵  怪奇的な話
第3話 西村雅彦    コメディタッチ
第4話 木村拓哉    怖い話
第5話 竹内結子    感動する話

以上。
本当に何でもない、今日のブログでした。笑
皆様の意見も大募集してますからね。
たまにはね、こういうのもさ、ほら、いいじゃないですか。
はははは。

2007.03.22

華麗なる芦田淳先生のファッションショー2~美と平和~

ファッションショー本番。

客入れに45分ほどかかるのですが、
本番15分前あたりから僕がそっと出ていってピアノを弾き始めます。
ここで弾いたのが「ラベンダーの咲く庭で」と「風と共に去りぬ」のテーマ音楽です。
どちらも映画音楽ですが、ラベンダーの方は、最後の打ち合わせのときに、
芦田先生のお宅でちらっと観せて頂いた映画でした。
芦田先生が「本当に涙なしではみれない」と痛く感動なさっていらした映画なので、その場で少し弾いてみました。
それから急遽このショーに入れようという事になりました。
本当に、素晴らしい曲です。
そんな事を思い出しながら弾いているうちに15分が経ち、
耳元でおかぴい(レイヴンジャム)さんが「そろそろお願いしま~す」とキューを出してきました。
ステージ暗転。
各国の大使など、VIPのお客様のご紹介が終わり、いよいよショーの始まり。

僕の耳元で、ラヴェル作曲、松浦さんアレンジの「道化師の朝の歌」がはじまりました。
 
「カカカカカカ」←クリックの音。

8分の6拍子を1小節聴いてから、軽快なリズムと共に始まりました。
一気に明るくなるステージ。
モデルさんたちも心を込めて歩き出します。
道化師の後は、リストの「愛の夢」。
そして、ショパンの「エチュード25-12」を経て、最後はベートーヴェンの「月光」。
順調に進んでいる様子でしたが、月光の終わりに差し掛かったとき、
耳元で「まだ2人いるので、伸ばしてください」と言う悪魔の声。笑
ほら、やっぱり足りない。
僕は必死で考えました。
この後、黒の衣装に変わる時、プッチーニのトスカの「星は光りぬ」という悲劇音楽が出てくる。
それに被ってはいけないし、だからといって、コンピュータは先に終わってしまうから一緒にはもうできなし。。

と、考えていても、どんどん曲は終わりに差し掛かって、遂には終わってしまいました。

あの恐怖の一瞬ときたら、普段はあまり味わうことのできない一時です。

そのパニックのとき、僕の目に飛び込んできたのは、芦田先生の姿でした。
斜め左前方に、先生の真剣な眼差しがありました。
それは、本当に凛々しくて、優しくて、
このショーを絶対に成功させるんだという意気込みがひしひしと伝わってくるものでした。

気がつくと、僕は月光をソロで弾いていました。

その先生の姿が、ベートーヴェンをかもし出したのかもしれません。
月光は8小節くらいで充分長さが足りました。
今考えても、どうしてあそこでとっさに月光をソロで弾いたのか、わかりませんが、
先生のお姿が見えなかったら、きっと詰まってしまったかもしれません。

最後のモデルさんが2人帰ってきて、再び暗転。
トスカから始まって、今度は僕のピアノソロ。
前日に言われてもってきたメンデルスゾーンの「無言歌~ベニスのゴンドラの歌」と続いて、
ショパンの「バラード1番」の抜粋、「舟歌」の抜粋、と締めます。
モデルさんたちの着る服も、どんどん夜になっていきます。

そしてショーの最大の見せ場である、ブライダルです。
花嫁さんの登場です。
明るくなっていたステージをサススポットライトにして、僕がバッハの「アヴェ・マリア」を弾きだします。
花嫁さんがゆっくりと歩いてきます。
会場から湧き上がる拍手。
花嫁さんが僕の横をゆっくり歩いて通り過ぎ、ステージのライトアップも感動的なものになります。
そこで曲をアレンジ。
アヴェ・マリアも盛り上がりを見せ、花嫁さんはステージの先端へと到着します。
帰っていく花嫁さんに合わせ、曲も段々終わりに差し掛かります。
この曲はカットのしようがないので、2分弱はかかります。
それに合わせて早すぎず、遅すぎず、花嫁さんを絶妙なタイミングで出していく。
スタッフ全員のチームワークの見せ所でした。

この時点で、僕の心は感動に包まれていました。
1ヶ月だったけど、コンサートの移動中から、寝る時間を惜しんで曲のイメージを作ったり、長さを考えたり。
芦田先生の力の入れ方を見て、僕も負けずにと意気込んできました。
全てのスタッフの皆様と作りあげたステージ。
数々の試練と感動を与えてくれた、このステージに、僕は心から感謝していました。
アヴェ・マリアが終わって、耳元でおかぴいが囁く。

「最後、どうぞ」

その言葉を合図に、ラフマニノフの「ピアノコンチェルト2番」の最後の部分を弾き始めます。
のだめでは千秋もシュトレーゼマンとのお別れのところで弾いていた感動的作品。
僕の全ての力を振り絞ったフォルテと共に、モデルさん達が全員出てきます。
リハーサルの時に覚えておいた、「モデルさんがどの位置に来たときに、どこを弾いていればぴったりか」、
という事も既に頭から消えていて、一心不乱に弾きました。
そうなんです。
考えちゃいけないんだ。
音楽は、音楽。
流れていく水のようなもの。
考えて弾こう、ぴったり合わせて弾こう、なんて欲張ったのが初めからいけなかった。
心と心で作りあげるから、音楽はハーモニーになるんじゃないか。

僕は、勇気を出して、考える事をやめました。

視覚に入ってくる全てをハーモニーにして、僕のピアノを弾き続けました。

僕より後ろにモデルさんたちが歩いていってしまえば、もう視覚からは消えてしまいます。
合わせようがない。
だからこそ、心の目でみていました。

曲の最後に差し掛かったとき、「いやだなー、もう終わってしまう」。

千秋が思ったことと本当に同じことを思いました。
そんな事を考えていると、今にも涙がこぼれそうで、複雑な気持ちでした。

そして、勢いよくラフマニノフを弾き終えると、会場の拍手。
それはそれは暖かい拍手でした。
こうなれば、もう音楽は要らない。
この拍手がハーモニーとなり、リズムとなり、メロディとなり、芦田先生を迎えてくれる。

そして、芦田先生の登場です。

その姿は、僕のピアノより、モデルさんより、美しいものでした。
皆の感動を一身に背負って、このショーのリーダーとして、
今までの苦労や努力を両手に、そこに堂々と、かつ穏やかにお立ちになられていました。
僕は、つい出演者だということを忘れ、おもいっきり両手を叩いて拍手していました。
お客様に何度もお礼をして、僕の目の前に来ると、僕を先生が両手で優しく促してくれました。
僕はその場に立ってお礼をしようと思ったのですが、先生が「こちらへいらっしゃいよ」と、
本当に優しいお声で僕に話しかけてくださいました。
先生と同じ舞台に上がるなんて、恐れ多いことだと思ったのですが、近づいていくと、
先生は眼に涙をいっぱい溜めて、僕の手を両手で覆い、「本当にありがとう」と暖かくおっしゃいました。

僕も、何かしゃべったら涙が溢れそうで、「ありがとうございました」とちゃんと言えませんでした。

こうしてショーは大盛況のうちに締められました。
本当に、色々な感動をいただけた。
日頃たまっていたストレスも、一気に発散されて、芸術家として「回復」できた気がしました。
美しいものに囲まれて、美しい人たちに囲まれて、素晴らしい一時を過ごす事ができました。

24歳の若造を、あれだけ大変なステージに起用していただけた事、
そして数々の素晴らしい方と知り合えたこと、全てに感謝しています。

芦田淳先生、奥様、それからこのショーに関わった全ての皆様。

本当にありがとうございました。

これで、また前進できそうです。
あの感動を、世界中の色々な人に感じさせてあげられる日を夢に、走っていける力を頂けました。

美と平和。

美が世界を救うと、僕は本気で思っています。

2007.03.21

清塚信也「Qualia」

 清塚信也のオリジナル曲を中心に繰り広げられる独自の世界。
 自身初のオリジナルアルバム。
 KONAMIから発売。
 

映画「神童」サウンドトラック

 本邦初、本格クラシック映画である「神童」のサウンドトラック。
 あの「熱情」が聴ける!
 エピックソニーから発売。
 http://www.hmv.co.jp/product/detail/2520286

2007.03.20

華麗なる芦田淳先生のファッションショー1

先日16日に、六本木ヒルズ内のグランドハイアットトウキョウにて、
芦田淳先生のファッションショーが開かれました。
光栄にも、そこでピアノを弾かせて頂けた僕。
本当に素晴らしい体験をさせていただきました。

芦田先生といえば、わが国を代表するファッションデザイナーであらせられます。
先生は、これまで高島屋の顧問デザイナーや美智子皇后様の専任デザイナーを務められました。
また、数々の勲章を各国から受章されており、
その気品溢れるデザインは、多くのVIPの方達がご愛着されております。

ショーは完全招待制で、各国の大使から安倍総理夫人、芸能界の方々と豪華メンバーが勢ぞろいで、
先生のデザインなさったお洋服と同様、気品に溢れていました。
25分くらいのショーが3セット行われ、お客様の総勢は約2000名と、とても内容の濃いショーです。

その3セット全てにピアニストとして参加できた僕ですが、
その日を迎えるまで、本当に気が気じゃなかった。
もちろん僕以上に、スタッフの皆様から芦田先生ご本人に至るまで、
皆が本当に大変な努力をしてショーを成功させました。
ファッションショーというのは本当に大きな行事なのだと、今回はじめて参加してみて痛感しました。


しかし、芦田先生のやり方は、本当に無駄がなく、スキもありません。
短い時間で、最低限の事をまとめ上げ、すごい成果をあげる。
これが先生のやり方です。(僕がみるところによるとですが)
なので、このショーの音楽に関しても、くどくどした打ち合わせは一切なく、
押さえる所だけ押さえた容量のいい打ち合わせが2、3回ほどでした。
しかも、当日までちゃんとした曲目リストを作らず、
前日に「メンデルスゾーンも良いね~」なんて曲を追加するほどの柔軟さ。
おまけに通しのリハーサルもまったくありませんでした。
それだけに、自分の持っている能力をフルに使えるとも言えるでしょう。
僕はもともと、シチュエーションに音楽をつけるのが好きで
子供の頃からよく遊び半分でやっていたから、それがかなり役立ちました。
しかし、今回、改めて「柔軟な音楽家にならなくては」と痛感しましたね。
クラシックを勉強している僕の後輩たち、よくきいとけよぉ~~。(笑

今回、一ヶ月を切ったくらいからの準備だったので、僕の方は大慌てだったのですが、
緊張はあっても、不安は殆どありませんでした。
なぜなら、先生の会社のスタッフさんは本当に有能な素晴らしい方達ばかりですし、
それは今回関わった全てのスタッフさんにも言えることだからです。
そして、何より先生の統率力。
先生が大丈夫と言えば、根拠が見えなくても、本当に大丈夫になってしまうのです。
ヨン様コンサートの時、聖響さんにも同じオーラを感じましたが、
芦田先生のそれは、またすさまじい威力を持っています。
とはいえ、僕自身、このショーまで、ヨン様コンサートから宮崎公演までぎっしりだったので、
もちろん楽ではなかったのですが。(^^;

ショーの当日は、前日入りしていたので清々しく現場入りする事ができました。
僕が行く頃には既にセットが完成していて、本番さながらの緊張感を出していました。
その光景を見て、背筋がピシっと引き締まったのをよく覚えています。
モデルさん達がジュンアシダの衣装を見にまとって歩いてくるステージ、その真中に光っているグランドピアノ。
使用ピアノは、今回もヤマハのフルコンサートサイズ「CFⅢS」。
大好きなピアノがこんなところまで一緒に来てくれて、本当に嬉しかった。
ヤマハの皆さん、いつも本当にありがとうございます!^^/
今回のショーではソロの部分もあったのですが、ロマンティッククライムのCD音源も使ったので、
ピアノの音をマイクに通したものにしています。
なので、僕の所属するレイブンジャムのおかぴぃさんとケンケンさんが徹夜の勢いでPAを張ってくださいました。
調律終了後、指慣らしを少しと、マイクチェック。
それから、僕の耳につけるイヤホンチェックなどを終わらせ、会場の準備万端。
いよいよ、ディレクターからプロデューサー、それに芦田先生ご夫妻まで皆会場にお入りになって、さぁリハーサルです。
ここに来て、初めての「通し」です。
僕は腹をくくって、緊張とやる気を葛藤させながら、思いっきり鍵盤を叩きはじめました。
モデルさんたちも、僕が弾いている背後から次々に歩いて来て僕を抜かして前へと歩いていきます。
前半はコンピュータミュージックとクラシックが融合したロマンティッククライムCD音源
(僕はピアノを抜いた音源に合わせて弾きます)。
後半、黒を中心としたイヴニング衣装に変わるあたりで情熱的なソロがあって、
もう一度ドビュッシーの月の光をCD音源で弾いて締めくくります。照明との兼ね合いなどを計りながら調整。
そして、ショーの最大の見所とも言えるブライダル。
ここではバッハのアヴェ・マリアを少しアレンジしてピアノソロで弾きました。
ラストはモデルさんが全員出てきます。
モデルさん達が全員はけた後、芦田先生の登場。
ここではラフマニノフのピアノコンチェルト2番の最後の部分をピアノのみで。

リハを全て終えて、僕はその日のショーの大成功を確信しました。

先生のデザインなさったお洋服は本当に素晴らしかった。
エレガントで、やさしくて、甘くて、それでいて気品があり、シンプルな涼しさがある。
その素晴らしい美の中で、僕の弾くピアノには、もう何の負担もなかった。
ただ、そこにピアノの音色があるだけで、それ以上を必要としていなかった。
それだけ素晴らしかったのです。
しかし、一つだけ心配だったのが、曲の長さとショーの節目がぴったりだったということ。
少し長いくらいであれば、いくらでもフェードアウトできるのですが、
ぴったりだということは、少しでもモデルさんが遅れて出てきたりしたら、、、アウト。
「その時は、もう即興でカバーするしかないな」
そう心の中で決めて、まわりの皆には余計な心配事なので、言いませんでした。

後は本番を待つばかり。
成功すると確信しても、やはり緊張はします。
普段、ここまでチームで何かを仕上げていくということをしてないからか、
スタッフの皆さん、そして芦田先生への責任感が重くのしかかっていました。

さて、どうなるファッションショー本番!

リハーサル以降のことは、また別の時に書きますね^^v
ここまで長長と読んで頂いた皆様、ありがとうございました。
m(__)m

2007.03.19

芸術家のワガママ?

美しいものにかこまれていないと、どんどん生気を吸い取られていく気がする。

今日、印鑑証明というのを取りに市役所まで行って来た。
代理では時間がかかると電話で言われたので、イヤイヤ自分で行ったのですが、
まぁ、その、人の多いこと多いこと。
並ぶ事1時間半くらいでしょうか。
気付くと、ショパンのメロディが頭に浮かんでこない状態に。。(TT)

人ごみということもそうですが、市役所の役員のあのオーラときたら本当に、、、
もう少し、何かないのでしょうか。
負のオーラがぷんぷん臭います。
ここが市の中心だと思うと、先が思いやれる気がします。

非常にワガママに聞こえるかもしれませんが、そういうところに長く居座ると、本当にピアノが弾けなくなるんです。
今日ハッキリしました。
帰ってショパンを弾いても、だめだめ。
まったく湧いてこないのです。

絹のようになめらかなメロディライン
春の暖かいそよ風にのせて歌うはずの対旋律

音楽に必要な美的感覚が失われてしまいました。
でも、美しいものの中に帰っていければ大丈夫。
水を得た魚のように、また甘美な旋律の血管に入って、血となって流れはじめます。

本当にワガママだと思うけど、もう二度と行きたくない。
事務所のようなところ。

あぁ、芦田淳先生のファッションショー、もう一度やりたい・・・
そうすれば、今の僕には特効薬なのに。


北海道

昨日今日と北海道に行ってきました。
昨日は札幌、今日は旭川に行ってきました。
ん~、思ったより寒くなかったかな。
それより、東京が思ったより寒い。。。

16日にあった芦田惇先生のファッションショーの模様は、こんな眠気眼では書きたくないので、改めて書きますヨ。
楽しみにしておいてくださいね。^^

しかし、何度行っても札幌はいいとこだな~。
好きだな~。

では、お休みなさい。笑

2007.03.15

美しい国。。。

「人が何も食べなくても飲まなくても生きていける動物だったら」

と、ふと考え出した僕。

何のエネルギーも必要なく、ただひたすら生きていられる動物だったら、僕は今何をするんだろう。
食べるためのお金は要らない。
どんなに働かなくても、死ぬという危機感は皆無。

それでも、ピアノ弾くかな?

うん。
弾くと思う。
たぶん、そうなったら逆に弾かなきゃ生きていけない。

よく、芸術や文化はなくても生きていけると言う人がいる。
果たして、本当にそうだろうか?
アメリカや日本では、国や都市の予算を削ると、まず文化を削ろうとする習性がある。
ヨーロッパでは逆だ。
戦争で国がボロボロな時も、恐慌で都市がバラバラな時も、まずは文化を立て直すという事からしてきた。
教会が爆弾で壊れたら、食べることなんかより先に、皆でお金を出し合って、教会を建て直す。
そんなところから、現在のヨーロッパと日本の美的な文化の差が感じられないだろうか?
僕は、文化と芸術が発達していない国は、先進国とは言えないのではないかと思う。

文化を大切に、芸術を愛して。

こんなことから、日本を美しくしていって欲しいなぁ。

僕は、食べなくても生きていける動物になっても、心を込めてピアノを弾き続けます。
へぇ~。
僕、こんなに音楽が好きだったんだな~。
なんて感じてしまった瞬間でした。^^;

さて、今夜から明日にかけて六本木ヒルズです。
あの場所は好きな場所です。
ちょっと近代的でバカっぽいとも思うけど、割と好きです(笑

夜、独りぼっちのスタバを楽しもうかな~。
なんてね。

2007.03.13

思い出はマーラーと共に

今日はさいたまスーパーアリーナにて、130人もの東フィル(オーケストラ)の皆様と、指揮の金聖響さんと一緒にコンサートを終えてきました。

金聖響さんは、僕の高校生時代のアイドル的な存在でした。
「うわぁ~、あんなかっこいいアーティストになれたらな~」なんてコンサートに行ってはため息をついたり、CDで聴いては憧れたり。
そのうち、指揮のレッスンでピアノが必要だということで、聖響さんとお会いする機会がもてました。
それが、かれこれ4,5年前でしょうか。
あの時、本当にうれしかったーー。

そうやって段々と聖響さんに近づいていけて、やっと、今日、同じ舞台に立つことができました。
本当に、ピアノを一生懸命やってよかった。


 5千人ものお客様とアリーナの大きさに、初めは戸惑ってしまいました。
「自分に自信を持て」
そう心に言い聞かせながら、舞台裏に到着したとき、既に舞台では東フィルの皆様と聖響さんの熱演が繰り広げられており、更に僕の心臓は速まっていきました。
しかし、よく聴くと、「マーラーのアダージェット」を演奏しているではないですか。
僕が高校生の時、プレッシャーやストレスに押しつぶされそうになって、ピアノなんか嫌いだと投げ出したくなったとき、いつも傍にいて慰めてくれた曲。

ふと、その頃のことを思い出してしまいました。

誰も見ていないのを確認して、学校の練習室で泣いてみようと思うのに、プレッシャーやらストレスやらが多すぎると、涙もでない。
「なんでここまでしてピアノ弾かなきゃならないんだろう」
なんていつも疑問に思っていました。
そうやって悲しんだり苦しんだりした後、トボトボと帰宅して、このマーラーのアダージェットをかけると、

本当に、心の奥まで浸透していくような音楽でした。
この曲に何度助けられたかわかりません。

それが、丁度舞台裏に行った時に流れていて、何だか急に勇気が湧いてきました。

「この舞台に、立ちたかったんだろう?」

そう自分に言い聞かせると、涙がこぼれそうで、不思議な気持ちでした。
そう、あそこに立つために、僕はいろんな努力をしてきたんだ。

そして、自分の出番がきて、思い切って舞台に飛び出て行くと、そこには栄光のステージが広がっていました。

オーケストラと聖響さん。
5千人ものお客様たち。
光がまぶしいくらいに僕を射し、色々な方の期待を一身に背負っている重みが感じられました。

あとは、よく覚えていません(笑

ただ、本当に、心地よかった。

弦楽器のなめらかさが暖かかった。

管楽器の強さが頼もしかった。

そして、聖響さんが、とても優しかった。


ここまで協力してくれた家族と友人。
先生方、スタッフの皆様。
支えていただいた全ての皆様。

今日、おかげ様で、僕はひとつの節目を通過することができました。

本当に、ありがとうございます。

これからも、益々頑張って行こうと思います。

2007.03.12

がんばるぞ、と。

さあ、今日から2日間埼玉です。
東フィル130名の皆様、そして聖響の兄貴、よろしくお願いしまっす!

2007.03.11

下らない人

「状況や立場に文句を言う奴にはなりたくない」

中学生の頃からそう思っていた。
でも、段々忙しくなってきた今、「楽屋が寒い」とか「ピアノが鳴らない」とか、色々感じるようになってきてしまった。

一流の芸術家は、良いものを作るために妥協をゆるさない。
だから、時にスタッフに辛く当たることも必要だろう。
しかし、それは「スタッフ以上に自分に厳しい」という事があるから出来る事であって、それがなかったら、ただの「言い訳」になってしまう。

何事も、良い仕事を結果として出さなくては、文句を言う意味もないというワケである。

いよいよ、僕も気をつけなくては下らない大人の仲間入りということだろう。
心を入れ替えて、明日からまた頑張ろう。

2007.03.10

宮崎3日目

今日は宮崎の延岡に来ています。
今回の宮崎は4日間と、僕としては長旅の方です。

東京での4日間なんてあっという間なのに、
こっちだと罪悪感なしに色々できから(本を読んだり散歩したり)、
長〜い充実した時間に感じますね。

でも、帰ったらすぐヨン様イベントのリハだし、
気合い入れて頑張らなくては。
(^-^)g"

2007.03.09

宮崎にて

昨日から宮崎に来ています。
以外と寒くてビックリ。
( ̄○ ̄;)

昨日は幻の赤霧島を頂いたり、
とっても美味しい地鶏や魚を頂いたり、
宮崎を本当に満喫しています。

東京で忙しくしている皆さま、ごめんなさい!
o(^-^)o

もちろん、演奏にきたので、ちゃんと弾いてますよ(笑)
昨日は都城の学校で120名の学生と音楽を楽しみました。
と~っても有意義な時間だったー。

o(^-^)o

2007.03.07

ついてない朝

練習やら打ち合わせやらで教習所にまったく行けてません。。。
今日もデモ音源を作っている間を縫ってキャンセル待ちをしに行きましたが、まったくキャンセル出ズ。。。
1時間ごとに出かけたのに~~。残念。

ところで、今日は朝から芦田淳先生のお宅へ打ち合わせに行きました。
芦田淳先生と言えば、わが国を代表するファッションデザイナーであられます。
え?そんな凄い先生と僕がなんの打ち合わせかって?
それはまたのお楽しみということにしておきましょう(笑
ということで、朝早くからしっかり支度をして、緊張していました。
打ち合わせへは、僕の所属事務所レイブンジャムのボスである松浦さんと一緒に車で行ったのですが、こんな時に限って大渋滞。
あんまり動かないもんだから、ムキになって細い抜け道を使おうとしたら、その先に待っていました。
真っ青な制服の警察さんたち。。。。
どうやら僕らは違反したらしく、まんまと捕まってしまいました。。。(TT)
ほんと、遅刻しそうなときの警察ほどイヤなものはないですね!
皆様も気をつけて下さい。

松浦さん、苦手な早起きまでして頑張って行ったのに、罰金まで取られて、ゴールド免許まで・・・
もう、ほんとに、ごめんなさい。・・・面白かったです(笑
m(__)m

さて、明日から宮崎です。
今回はどんな旅になるのか、楽しみだなぁ~~。

100人以上のオケ

今日も金聖響さんと東フィルさんと練習してきました。
100人以上のオーケストラに初めは戸惑いがちでしたが、昨日今日と大分つかめた気がしますね。うん。

大迫力の本番まで後数日です。
会場でお会いできる皆様、楽しみにしておいてくださいよ~~
(^0^)/

2007.03.05

ヨン様リハ

今日は東フィルの方々とリハーサルでした。
愛のムチが飛んで来るのを覚悟していましたが、皆様とても優しく迎えてくれました。

さ、後は僕が演奏でこの優しさと期待に応えるだけだ!
がんばります。

美しいという力

今日は山形(赤湯)からの帰りの新幹線がとても混んでいました。
今まで指定が取れなかった事がなかったので甘くみていました。(TT)
自由席までいっぱいの人で溢れかえっており、デッキにも無数の人が立ち尽くす始末。
今日は朝からコンサートに向けて集中していたし、3時間のぎゅうぎゅう詰めは結構辛かったです。
しかし、朝から頑張っていたのは僕だけじゃないのでしょう。
デッキにて立っている他のお客さんも、かなりイライラしている様子。
ワゴン販売のお姉さんまで、ちょっとイライラしている始末ですからもう大変。(笑
本当に、人間っていうのは、自分の自由な身動きが出来るスペースが必要な動物なのですね。


・・・ず~っと窓の外ばかり見ていたはずなのに、日が暮れていた事に気付きませんでした。
福島駅あたりで、完全に暗くなったかな、と思ったら、よく見るとボンヤリまだ夕焼けが残っていました。
更によく見ると、その夕焼けをバックに蜃気楼のような山々があるではないですか。
透通っているようで、本当に神秘的だった。
それはまさに、「芸術」といえる景色でしたね。

そんな美しい景色に元気付けられ、一瞬で疲れなど忘れてしまいました。
美しさって、こんな力まであるんですね。
僕も、人をこんなに力づけてあげられる美しい音を奏でられたらいいなぁ、と思いました。

2007.03.02

ピアノと記憶

音の美しさ、音の強弱、弾く速さ、リズム、両手のバランス、ハーモニーのバランス、ペダル、メロディライン、曲全体の構成・・・

これらは、ピアニストがピアノを弾くときに、一度に考えなくてはいけない、最低限の注意事項です。

全てのバランスが絶妙に上手くいった時に最高の演奏が出来るのですが、これだけ多くの情報を一度に上手く処理するとなると、中々狙ってはベストを出せるものではありません。
日頃から当たり前のようにこれらを注意して、頭だけでなく、身体全体で覚える必要があるでしょう。

注意や管理が行き届いていなくて、「上手くいかないんだけど、一体何が悪いのかわからない」と言う状態になると、大体スランプがその先で待っています。
リズムが良くないのに、音色のことばかり気にして練習しても、まったく効果がないという事です。

人の記憶はとても曖昧です。

練習を怠っていると、色んなところで知らない内に注意するべき点を忘れていってしまうのでしょう。

当たり前のように出来ていた事が、突然できなくなってしまった。
そんな事がピアノにはた~くさんあるのですよ。
それに気付くのが、本番ステージの上で弾いている最中だったりすると・・・

あーー考えるだけでも恐ろしい。(~д~)

2007.03.01

感謝します

今、名古屋への移動中です。
新幹線から見える無数の家々に、「僕の人生の中で、あの家に訪ねて行く可能性はどれだけあるのだろう…」なんて考えています。
改めて、出会いの貴重さを思い知らされます。
今まで出会った人、これから出会う人。

どの出会いにも感謝ですね!

春のそよ風

春になって暖かくなり始めたのはいいけれど、花粉が噴出し始めましたね(^^;
僕は去年か一昨年くらいから花粉症気味です。
それまでは本当に、何でもなかったのになぁ。。
でも、不思議と本番で集中してる時は症状がまったく出ないんですよ。面白いでしょ。

僕はロシアの首都モスクワに2年間留学していた事があるのですが、モスクワの夏は白夜に近いし、冬は2,3時間くらいしか太陽が見れません。
現地のお医者様のお話によれば、日本のように四季がはっきりしている国から来る人は、この極端な夏の明るさと冬の暗さに参ってしまうようです。
うつ病やノイローゼになってしまう人もいるとか。w(゜0゜)w
んーー、チャイコフスキーやラフマニノフの音楽がただただ派手なだけじゃないというのも解る気がしますねえ。

しかし、四季があるという事は、とても素晴らしい事だと思います。
季節の境目に外出したとき、「あっ、春が来た」って気付く時がありませんか?
そんなとき、僕は、ず~っと忘れてたハズの思い出とかが、ふと思い浮かんで来る事あります。
「ほんと、こんな昔のことよく思い出したなー」って事まで思い出す事があります。(笑

その思い出がまた、甘酸っぱいんだ~~。

時には泣ける思い出、時には幸せな思い出etc...
なぜか鮮明な映像として思い出せるから、僕はそこにいつも即興で音楽をつけて頭の中で映画みたいにして楽しんでいます。(妄想癖)
でも、そうやって僕は作曲してるのかもしれないな。うん。
とにかく、僕にとって日本のはっきりした四季はとても大切な宝物です。(^o^)

心理学的に言えば、「春に条件付けされている思い出が、春を肌で感じた時に再び呼び起こされている」という事なのでしょう。

大切な思い出を呼び起こすキッカケになれるって本当に素晴らしい。
僕も、春のそよ風のような、心地いい音楽を作りたいな。

聖響兄貴さま

今日は教習所に行って「緊急回避」という授業を受けたのですが。。。
内容が、とってもアクティブだったので、スリル満点でした。
急ブレーキの練習で思いっきりブレーキ踏んだと思ったら、▲コーンをギリギリで避ける練習やら、教官が40キロくらい出しながらカーブを回るやら大変でした~~。
印象的だったのは、教官がコーナーを上手に曲がりながら「私は峠とか大好きですよ」って優しく爽やかに自己紹介してくれていた時の笑顔です。(笑
次は高速教習だ。よーし、もうすぐ終わるぞー。

その後、CDのアレンジでもおなじみの松浦さんと一緒に、家の近くの「レクサス」へ。
そこの担当のお姉さんに「清塚さん今が売れ時ですね!」って言われちゃいました。
天下のレクサスの営業に「売れ時」って言われたんだから、自信持たなきゃ!ね。(笑
がんばろー。

ところで、3月13日のヨン様CDイベントですが、ななななんと、指揮をお振りになられるのが「金聖響」大先生。
先生というか、僕にとっては兄のような存在で、何年か前から可愛がってもらっています(色々な意味で)。
いつもは聖響さんの弟弟子にあたる指揮者を目指す若者のレッスンでお会いしたり、ウイイレやりながらベートーヴェンとかの貴重な話を聞いたりだったのですが(笑、遂に共演できるチャンスがやってきました。
これはもう、がんばらなくては!!

ヨン様イベントということもあって、「四月の雪」とか「冬ソナ」とかもやります。
まだチケットあるのかな?
是非、僕と聖響さんと東フィルとの韓流パワーを聞きにいらして下さいね!