清塚信也 OFFICIAL BLOG: DIARY

DIARY

2007.08.28

半韓流

明日はヨン様の誕生日です。^^
僕は、その記念日に、ヨン様家族の一員としてピアノを弾きながらお祝いする事が出来ます。
とても幸せな事です。
今日は、明日のコンサートのMCをやって頂くキム•テイさんとの打ち合わせでした。
進行表を見る限り、本当に素敵なコンサートになりそうです。
第一生命ホールもとても奇麗な所だし、明日が楽しみだなー。

僕にも半分韓国の血が流れています。
日本と韓国は、戦争などで仲が悪くなった事もありますが、
でも、お互いとても良い影響を与えられる国同士だと思います。
これからは、負の歴史ではなくて、お互いを高め合える関係でいて欲しいな。
僕も、半韓流として、頑張っていきたいと思います!^^

個性

個性…
それは、音楽家や俳優といった、全ての芸術家に必要なある種の「力」なのかもしれない。
だけど、僕も、その個性というものを取り違える事がしばしばある。
強烈な個性。
それは、
ホロヴィッツやアルゲリッチといった僕の尊敬するピアニストにも備わっている才能。
ピアノの演奏は、弾く人間の性格と直結している所があるけれど、
個性というのは必ずしも直結しているわけではない。
とっても個性的な性格な人がピアノを弾くと、途端に単調になってしまう例も多々ある。

色々な見解があると思う。
色々な例があると思う。
だけど、一つ言えると思うのは、
   「個性とは、目立つことをする、という事ではない」
そう、ただ目立って、人がしない事をして変わったように見せて、、、
それは「個性」とは言わないと思う。
そこを取り違えてしまう場合が僕にもある。
個性とは何か?
どうすれば究極の美が?
と探求していると、いつの間にか個性を取り違えている場合が多い。
本当に、表現という世界は奥が深いなぁ。

でも、最近分かった事がある。
それは、もう、僕たちは個性を生まれつき持っているという事。
そうだ。
何かを作為的に作ろうとなんてしなくていいんだ。
長年追い求めてきたけれど、気付けば足下に、ほら。
個性を作ろうとすればするほど、虚無な人間性が表沙汰になるだけ。
むしろ、その行為は自分の個性を隠してしまう。
自然に、何の仮面も付けずに、自然にいられる事が大切なんだ。
僕の音は、生まれつき僕しか出せないんだ。
だから、自分を見せる事に欲を出さなければ、自ずと個性は爆発する。
僕は、これからも個性を大切に、自己主張をしすぎずに、
自然の流れに逆らわずにピアノを弾いてゆきたいと思います。

皆さんも、すぐ足下に転がっている自分の「個性」を大切にして下さいね。
生まれてきた事だけで、あなたには、もう、あなたにしか出来ない事がある。
それを見失わないで欲しい。
個性は、目立つことではない。
個性とは、あなたがこの世に生まれてきて、生きている事、そのものなんだ。

2007.08.26

荒野の狼

「扉を開けて、もしその先が広い荒野だったら、一瞬立ち止まって立ち尽くしてしまう。
新しい旅に出発する直前というのは、大体そんなものだよ。」

これは僕の所属する事務所レイヴンジャムファクトリーの社長、割田さんの言葉ですが、
今日のリリスでのコンサートの直前に、僕はこの言葉に救われました。
実は、22日の杉田劇場でのコンサート後、そのまま浜松入りして、
次のCD(12月発売予定)のレコーディングでした。
23、24日と録音して、25日には浜松からリリス入り。

さすがに少し疲れてしまったのか、僕は、楽屋でため息をついてしまいました。

でも、そのため息を見てから、割さんはさっきのようにコメントしたのです。
その言葉を聞いて、改めて僕は、ため息の原因が「疲れ」ではないことに気づきました。
そう。疲れじゃない。
コンサートを終えて、CDを録音して、おネエMANSのオンエアを観て…
何だか、一気に夢が叶いすぎて、次の扉を開けたときに、一瞬複雑な心境になったのです。
この感覚、何だか、本当に「荒野」に立たされた狼の気持ちだと思いました。
複雑に入り組んだ岩や崖を越えて、やっと登りきったと思ったら、
頂上には広い広い荒野が広がっていた。

登りきった達成感や満足感と、これからまた歩き出さなくてはいけないという決意。
その二つが、アンビバレンツな美学を生み出すのだ。
切ないような、孤独なような、幸せなような…。
人間の感情のカクテル状態。
そんな複雑な精神状態を割さん社長は上手く代弁してくれました。
そのおかげで、僕は自分を取り戻す事が出来ました。

この何日間か、割さん社長だけでなく、本当に色々な方に支えられていて、
その中の誰一人でも欠けてしまっては今の自分は成り立たないのだと確信しました。
録音の事はまた別の日記で書きますね。

皆さんは、片思いしているときと、恋が成就するとき、どちらが好きですか?

案外、人間は片思いで突っ走っている時に輝くものですかね?

でも、僕が荒野に立ち尽くす狼だとして、僕はこの先も、歩みをとめないと思います。
なぜなら、この世界に音楽を求めてくれる人がいるから。
なぜなら、僕は音楽を通して、気持ちを伝えたいから。
なぜなら、、、
   この世界には、まだ愛という力が眠っているから。
みんなみんな、本当にありがとう。

2007.08.20

過ぎ去るもの

僕が出演させてもらったおネエMANSの放送が25日になったみたいです。
25日はリリスでのコンサートです。
リリスで生中継!
…できたらいいですね。笑

さて、ケンイチと対談したピクトアップが発売されました。
リラックスして楽しく対談できました。
今回改めて、ケンちゃんは強いな〜と思いました。
月刊ピアノも発売されました。
月刊ピアノでは、僕のプライベートを大公開中。笑
皆様から頂いた絵や写真も少し掲載されています!

たくさんの方に支えらて、とても幸せに僕は活動しています。
この幸せをいつまでも皆で共有していたいな。
人は独りでは生きていけない。
僕が「孤独」と言う時は、大切な仲間がいて、大切な「失えるもの」がたくさんあるのに、
あえて「孤独」を選ぶ時だ。
なんて贅沢な時間だろう。
闇があるから光があるように、
死があるから生があるように、
大切な皆がいてくれるから、僕は美しい孤独に酔いしれる事が出来る。

音…
そうだ。
音だって、人生のように儚く消えてゆく。
過ぎ去ってゆくキラキラした時間のように、一音一音が去ってゆく。

これからあるコンサート、
僕は、五感の全てをフルに使って、一音一音を感じたいと思います。
ありがとうを、心から。
感動を美から。
そして、世界には夢と愛を。
「ピアノと命さえあれば、僕は生きていける」
純粋にそう思っていたあの頃を、僕は忘れない。

あぁ、今夜も、美しい漆黒の時が過ぎてゆきます…

2007.08.19

夏は怪談でしょ!

東京以外は分からないけれど、一昨日や昨日の夜はだいぶ涼しかったですね。
でも、比較的涼しくてもやっぱり夏は湿気があってムンムンとしています。
僕は暑いのも大好きですが、夏と言えばやっぱり「怪談」でしょう。笑
僕は怖い話が大好きです。
子供の頃から、めっちゃめちゃ怖がりなのに、どうしても観てしまうホラー。

そういえば、今、黒木瞳さんが出演なさっている「怪談」が上映されていますね。
ジャパニーズホラーは本当にすごいと思います。
僕が丁度モスクワ留学に行っている頃、日本では「呪怨」をやっていて、
あの時も、改めて、やっぱり我が国のホラーはすごい!と思いました。

怖いという感情は人間に出来た初めての感情だといいます。
だからか、怖いという感情にはすごく奥深いものを感じます。
リングなんか観ていると、僕はある種の美学まで感じます。
そんな「恐怖」を体験するために、心霊スポットへ。笑

ちょっと前の事になりますが、
音楽仲間の幼なじみと一緒に、4人で心霊スポットへ行ってきました。
でも、あまりの怖さに怖じ気づきました。笑
さすがに心霊スポット。
暗すぎ。
でも、肝試しと思って進んでいきました。
どうして、こう、怖いと涼しく感じるのでしょうね。
不思議だけど、でも、怖いのって本当にゾクゾクして楽しい!


うん、まぁ、結局、特に何も起きなかったのですが、、、
あの、車の後ろについていた子供サイズの「手形」は何だったのだろう…


そういえば、映画「神童」の撮影中、成海璃子ちゃんが
「清塚さん、怖い話してよー」
って言ったから、それじゃあ、と思って
「ある病院での話でね…」
と話しだしたら、とたんに
「きゃ〜!やめて!清塚さんなんか大っ嫌い!」
と言われました。笑
話してって言ったから話したのに。笑
もう、ホントに女の子って解らない!
先日、ある人に言われました。
「怪談より怖いのは、女よ」

…。
うん、もう、なんだか、夏ですね!

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