清塚信也 OFFICIAL BLOG

New Release

◎ NEWS 清塚信也『熱情〜Appassionata〜』絶賛発売中!
◎ NEWS「清塚信也 plays 天国はまだ遠く(composed by 渡辺俊幸)」CD発売記念イベント&サイン会開催決定!

 日時:11月28日(金)18:30〜
 会場:ヤマハ銀座店(仮店舗)6階サロン(東京都中央区銀座1-3-13)
    電話:03-3572-3171(代)http://www.yamahamusic.jp/ginza-s/
 備考:清塚信也のCDをご予約・ご購入の方対象です。先着にて参加券をお渡しいたします。
    (参加券がなくなり次第、配布終了)

◎ NEWS 清塚信也ピアノ・リサイタル・シリーズ「弾-DAN-」(全3回シリーズ)

 12月25日(木)清塚信也ピアノ・リサイタル・シリーズ『弾-DAN-』第三夜
 〜クリスマスの夜に相応しい「聖なる響き」をキーワードにお届けするシリーズ最終夜〜

 <日時> 12月25日(木) 開場18:30 開演19:00
 <会場> 紀尾井ホール <<http://www.kioi-hall.or.jp>>
 <料金> 全席指定:S席¥4,500 学生席¥3,500 (税込)
     10/18(金)10時より各プレイガイドで発売!
      チケットぴあ:03-5474-9999(月~金 10:00~19:00)
      電子チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:3035-218)
      ローソンチケット :0570-02-9999(Lコード:38893)
      イープラス:http://eplus.jp/
      紀尾井ホールチケットセンター:03-3237-0061(月~金 10:00~18:00)
 <お問合せ> ザックコーポレーション TEL 03-5474-9999
 <予定曲目> ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
        清塚信也:劇音楽「テンペスト(嵐)」
        武満徹:閉じた眼
        武満徹:小さな空(piano ver.)
        ショパン:ピアノコンチェルト第2番 with Strings  他

◎ NEWS 詳細はページトップの<清塚信也『最新NEWS』>をクリック!

・12月28日(日)銀座Sun-mi高松「清塚信也 Special Concert 」開催!
・2009年3月28日 朗読劇『ジョルジュ』出演決定!
・12月24日 清塚信也 Xmas Premium Piano Concert(70名限定)開催決定!
・11月28日 CD発売記念インストア・イベント&サイン会開催決定!
・11月23日『清塚信也 Birthday Concert 2008』開催決定! <<締切間近>>
・10月29日発売『清塚信也 plays 天国はまだ遠く (composed by 渡辺俊幸) 』
・9月24日発売『Happy Running! ハッピー・ランニング!』
・清塚信也『HAL』CM曲絶賛ON AIR中!
・ウェブサイト『音遊人(みゅーじん)』インタビュー掲載!
・3月5日発売 清塚信也参加『フィギュア・スケート 〜ミュージック・セレクション」
・清塚信也「ビデオ試聴」「ボーナス・トラックつきデジタル限定版」
・清塚信也イメージビデオ〜ショパン:舟歌」ビデオ試聴 <<http://www.barks.jp/watch/?id=1000020579>>
 『熱情〜Appassionata〜with ボーナス・トラック デジタル限定版』の購入・試聴! <<http://mysound.jp/music/detail/tYTFH/>>

2008.11.20

寂しい旅

今日僕は初めて山口宇部空港に降り立った。
羽田ほど大きくないし混んでもいないが、
エネルギーがぶつかり合っていて活気があるように感じた。
空港という所は決まってそうだ。
広さや人数などに関係なく、空気に動きがある。
そして、多くの出逢いや別れがあるからか、
何かそこには「切なさ」みたいなものも感じられる。
僕はそういう空港の雰囲気が大好きだ。

空港から新山口駅まではバスを使うと便利だと言われたので、
空港のインフォメーションのお姉さんの言うとおりにした。
新山口に着くと、JRで山口駅まで行く必要がある事に気付いたので、
僕は迷わず普通列車に乗り込んだ。
特急と普通とあったのだが、新山口から山口に行く普通列車は、とても風情があった。
こんな風に言うと怒られるかもしれないが、
なんというか、すごく「田舎」っぽかった。
僕は旅好きだ。
それもひとり旅。
ひとり旅を美しく演出してくれるのは、土地柄がしっかりと出ている風情だ。
僕は、2両しかない普通列車に乗り込み、列車の出発を立ちながら待った。

列車は比較的空いていたから座る事も出来たのだが、
僕は列車で座るのが好きではないのでひたすら立っていた。
しかし、2駅も行くと学生たちが溢れるかのように入ってきたので、
立っていて良かったと思った。
学生たちは修学旅行かのように車内で楽しそうにしていた。
僕はそれを見ていてなんだかとても幸せだった。
うるさいし、決してマナーがあるとは言えないのだが、
それでも若い人たちが元気にいる事が愛おしかった。

列車は30分もすると山口に着いた。
山口に着くと、もの凄い冷気が押し寄せた。
想像の範囲を明らかに超えていた寒さに、僕は少し滅入った。
でも、この「滅入り」が良いのだ。
これこそが旅の醍醐味だ。
不安、緊張、そういったストレスの親戚たちが旅の隠し味としてスパイスを利かせてくれる。
僕はタクシーの運転手にホテルの名を告げた。
すると運転手は「すぐそこだから歩いたら?」と言った。
そうか、すぐそこなら自分の足で歩きたい。

「すぐそこ」というのはどういう意味だろうか?
僕にとってのすぐそことは、1ブロックくらい先の事だ。
でも、もう信号2つ分歩いていて、5,6分は歩いた。
僕は1人で歩くときは割に速い速度で歩くので、もう結構な距離を歩いたと思う。
勿論、まだ5,6分の範囲なのだが、
これを「すぐそこ」と言えるかどうかは疑問だった。
タクシーに乗ってもいい距離じゃないか。
相変わらず冷たい風が僕の体にぶつかっては離れてゆく。
途中で古い(半分くらいは店の灯りが消えている)商店街を横切った。
結局ホテルは7分歩いたくらいの所にあった。
確かに、タクシーに乗るには…

人の感覚というのは分からない。
価値観も分からない。

僕は大好き、ある人は大嫌い。
僕は正義だと思う、ある人には極悪に感じる。
でも、僕が愛していて相手も愛してくれる場合だってある。
「人それぞれ」
この言葉が、とてもネガティブに感じる時もあれば、愛しく感じる時もある。
どちらにしろ、僕はそういった感覚をゆっくり感じて人生を過ごしたい。
その一つ一つを情報として自分の生命や魂に刻み込みたい。

僕は、とにかく、寂しい旅が大好きだ。

2008.11.12

僕の位置

瞳を閉じて、僕は自分が世界のどこにいるかを考えてみる。
いや、考えるんじゃない、感じてみる。
それから、永遠に暗い宇宙に浮かぶ真っ青な地球を想像する。
その後、太陽系を抜けて、何もない暗闇の冷たい世界を想像する。
そして、死よりも何もない無の世界に辿り着く。

僕は、何でもない。

それでも、僕の心臓は今日も動いていて、僕の血液は僕の体内を駆け回っている。
ラッシュ時の首都高速のようだ。
僕の血管が首都高速だとしたら、あの忌々しい三宅坂ジャンクションはどこだろう?
瞳を開けて、左手の中指の付け根あたりにある血管を撫でてみる。
そして、軽く押してみる。
血管を押すと、血管は自らの意志であるかのように元通りになる。

僕は、何でもない存在だけど、昨日も、今日も、ちゃんと生きた。
明日は、どうだろう?

こないだ、僕が小学生時代を過ごした「小手指(コテサシ)」という町に行ってきた。
昔は長く感じた道が短くなってたし、高いと感じていた壁が低かった。
でも、通学路だった道や何でもない道路を何気なく歩いてみると、昔のままだった。
そこにはまだ僕の人生があった。
しっかりと、僕の人生はその町で続いているようだった。

中学の時に僕はその町から去った。
もう、今となっては中学生の頃なんて大昔に感じる。
26歳になろうとしている今日まで、随分長い道のりだった。
でも、そんな長い人生がたった一瞬かのように感じた。
少しだけ昼寝をして、ちょっと重めの夢を見ただけのように感じた。
「あれ?僕は何をやっていたんだっけ」
そんな感じだった。
町はそうやって僕を当たり前のように受け入れた。
街灯や昔からある飲食店と同じように、僕を古い友人としていつものように迎え入れてくれた。
その空気があまりにも自然だったので、僕は怖くなった。
本当は僕の人生なんてなかったんじゃないか、と心配になった。
小学生の時から今までの、あるはずのない思い出がこの町にあるかのようだった。
僕はそれをスラスラ言えそうで混乱した。

今、僕はどこにいるのだろう?
僕は本当にここにいるのだろうか?

混沌と暗闇の中で、僕は26歳になる。
でも、僕は幸せです。
ありがとう。

2008.10.29

清塚信也 plays 天国はまだ遠く(composed by 渡辺俊幸)

映画『天国はまだ遠く』オリジナル・サウンドトラックに
清塚信也がピアノ演奏で参加。映画エンディングテーマ
「こと/熊木杏里 feat. 清塚信也」に加え、同映画の携帯
配信スピンオフドラマ「わたしが死んでも世界は動く」の
劇中曲2曲(清塚信也オリジナル曲)も併せて収録。
全編に渡り清塚信也のピアノがフィーチャーされています。
http://wmg.jp/kiyozuka/news.html

「天国はまだ遠く」2008年11月公開
 
 原作:瀬尾まいこ(小説『天国はまだ遠く』新潮社)
 監督:長澤雅彦
 出演:加藤ローサ、徳井義実(チュートリアル)
 音楽:渡辺俊幸

発売:ワーナーミュージック・ジャパン
WPCL-10625
定価¥3,000(税込)

天国はまだ遠く