清塚信也 OFFICIAL BLOG: DIARY

DIARY

2007.06.08

今日からの贈り物

今日のコンサートの後、自作のドキュメントDVDを頂きました。
難民における、日本での生活がテーマでした。

「裕福すぎて、自殺するんだ。僕の国ではゴミを拾って食べてでも、一生懸命生きている」

そう語っていたのが印象的です。
世の中には、自分の苦しい部分を出さないために「笑顔」という仮面を被っている人がたくさんいる。
お金を分けても一番大切な部分をあげられなかったら意味がない。
人が幸せに生きていくのに必要なのは、まずは、愛なのです。
もちろん、それだけでは生きていけないけれど、それがなくては意味がないと思います。

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今日は、僕の尊敬するチェリスト、先輩、お姉様である水谷川優子さんと合わせ練習をしました。
四谷の紀尾井ホールからすぐのスタジオでの合わせでした。
水谷川さんは、本当に同じ日本人とは思えないほど感性の鋭い方で、
一緒に練習していても、そのお言葉からは、詩を聞いているかのような印象を与えられます。
「そこの音は強く弾こう」
とか、そんな、ありきたりな言い方をする音楽家もいますが、水谷川さんは違う。
きっと、公開練習なんかしても面白いんじゃないかな、なんて思います。
そのうち、皆様にも僕と水谷川さんとのデュオを聴いて頂ける機会があるかと思います。
是非、聴いてみてくださいね。
水谷川さんのチェロは、とても包容力のある、暖かい響きです。
ショパンやラフマニノフが、チェロが大好きだった訳が、あらためてよく解ります。

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